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《価格比較表》 参考価格 案内価格
1錠当たり 400円~ 150円~
1ケース:20錠 8000円~ 3638円~
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アポキル錠の副作用 – 他のステロイド剤との比較

皆さんは、2016年7月に日本で新しく発売された犬用アトピー性皮膚炎のお薬「アポキル錠」をご存知でしょうか。

このお薬は、以前犬用アトピー性皮膚炎に処方されていた副作用が心配なステロイド剤ではなく、かゆみのサイクルをもとから断ち切ってくれる画期的なお薬です。

今回は、このアポキル錠の薬について、また副作用についてお伝えします。

今まで犬のアトピー性皮膚炎やアレルギー性皮膚炎に悩まれていた方、ぜひお読みください!

アポキル錠とは

アポキル錠の有効成分は、オクラシチニブです。

このオクラシチニブは、アレルギーに関わるかゆみを誘発する細胞内の伝達物質「サイトカイン」と結合する受容体と、細胞内で結合するヤヌスキナーゼ(JAK)経路を阻害して、かゆみのサイクルを断ち切ります。

かゆみのサイクルは、知覚神経に分布するかゆみに特異的な受容体が、かゆみを誘発するサイトカイン(犬ではインターロイキン31と考えられている)と結合すると、細胞内で受容体と「ヤヌスキナーゼ(JAK)」が結合し、かゆみが誘導されるのです。

つまり、下記の文章で説明すると、

1、かゆみを誘発する物質のサイトカイン「インターロイキン31」が受容体とくっつく

2、細胞内で1の受容体とヤヌスキナーゼ(JAK)が結合する

3、かゆみが発生

この1から3までの流れをヤヌスキナーゼ(JAK)経路と呼ぶのですが、アポキル錠の有効成分オクラシチニブが2の結合を阻害するために、かゆみが発生しなくなります。

今までのアレルギー治療薬の副作用

今まで犬のアレルギー性皮膚炎にはどのような治療がされてきたのでしょうか。

★薬の名称
プレドニゾロン錠などの経口ステロイド剤
副腎皮質ホルモン剤

—利点
即効性
高い有効性
低価格

—問題点
ステロイドによる副作用
自分自身で体を修理する力が弱くなる
クッシング症候群
多飲,多尿
肝臓の機能低下
筋力低下
脱毛
皮膚が薄くなり黒くなる
免疫力が落ちる
糖尿病のリスクが高まる

★薬の名称
経口シクロスポリン剤
犬アトピーに対する高い有効性

—利点
高い安全性

—問題点
効果発現までに時間がかかる
アトピー性皮膚炎に限定
カプセル剤の投与のしにくさ

★薬の名称
外用ステロイド剤

—利点
即効性
高い有効性

—問題点
局所の対応のみ
ステロイド皮膚症の副作用

ステロイド剤を使用すれば即効性が期待できるものの、たくさんの副作用が起こりうる事がわかりますね。
反対にステロイド以外の選択肢では、効果発現までに時間がかかり、投与の仕方が難しいですね。
飼い主さんにとってどちらを選択するのか悩ましいところです。

アポキル錠の副作用

今までの国内で行われた臨床実験で見られた副作用として、下痢などの消化器障害、マラセチア感染症などの皮膚障害、神経学的障害の眠気などがあげられていました。

嘔吐や下痢などは、どのお薬でも起こりうる副作用ですね。
薬を「異物」と判断されてしまい、体の外に出そうとする自然の反応です。
アポキル錠に限ったことではありません。

また、同じ皮膚炎の際に処方されるシクロスポリンを投与された群と比べても、アポキル錠を投与された犬の有害実証の発現率は低いと報告されています。

長期投与が難しいステロイド剤に比べて、アポキル錠は長期投与においても安全かつ有効で、生活の質の改善に貢献されたことまでも報告されています。

従来のステロイドを含む薬と比較するとアポキル錠は圧倒的に副作用が少ないことがわかっていただけると思います。

副作用が少ない=犬の負担が少ないので、飼い主にとっては嬉しいですね。

なぜアポキル錠は副作用が少ないのか

なぜ、アポキル錠は従来のステロイド剤に比べて副作用が少ないのでしょうか。

それは、アポキル錠が「分子標的薬」だからです。

この分子標的薬とは、細胞の表面にあるたんぱく質や遺伝子をターゲットとして効率的に攻撃する薬の事です。
最近では、ガン治療で有名ですね。
ガンの細胞だけにくっついて効果を示し、その他健康な細胞を傷つけないこの分子標的治療薬は大活躍なのです。

ゲノムや分子レベルで病気の元となっている特定の分子だけを狙い撃ちするので、体全体のダメージをより少なくする事ができるのですね。

アポキル錠は、余計なかゆみを引き起こすヤヌスキナーゼだけにくっつく分子標的薬です。
かゆみは、ヤヌスキナーゼが作用しないと発生しません。
狙い撃ちができる薬だからこそ、アポキル錠は副作用が少ないのですね。

犬にとって、今までのステロイド剤やシクロスポリン剤を利用しての治療にするのか、今回新しく発売されたアポキル錠にするのかは、どの利点を重視するかによって変わってきます。犬にとって一番いい方法を決めてくださいね。

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